特にCashmink®(カシミンク)については、製造機械をはじめ、その工程を自社工場周辺で行い、自社の水路を使用するなどCO2削減に全力で取り組むことで、売上の一部をマウンテンゴリラの生息地・コンゴ民主共和国の国立公園を守るプロジェクト支援や森を守る活動を行っています。
国際的なクライメイト・ニュートラル認定を取得し、FRAAS(フラース)を選んでいただくことで、わずかながらではありますが、お客様の地球温暖化防止の貢献の一助として、少しでもお役に立てたらと願っています。
FRAAS(フラース)のCO2排出量バランスはすでに比較的低くなっています。これは、スマートなエネルギー管理と生産管理はもちろん、そしてバイエルン地方の近距離サプライヤーによる協力、自社工場内で多くの工程を完結することで保証されています。FRAAS(フラース)のCashmink®(カシミンク)スカーフは、まさにCO2ヒーローです。
たとえ、わずかなCO2排出量でも気になってしまうかもしれませんが、FRAAS(フラース)では “International Climate Protection Project”を通して、すべてのCashmink®(カシミンク)アイテムとリサイクル糸やサスティナブル素材を使用したSustainability Editionにより、その不可避な排出量をカバーしています。
クライメイト・ニュートラルな製品を提供するためには、避けられない排出量を相殺する必要があります。これについては、温室効果ガスの排出量を明らかに削減し、健全で持続可能な環境に貢献する国際的な気候保護プロジェクトに投資することで実現しています。1つに、Climate Partnerと協力して、ヴィルンガ(コンゴ民主共和国)の水力発電プロジェクトを支援しています。この投資は、絶滅の危機に瀕しているマウンテンゴリラが生息する、アフリカで最も古い国立公園のひとつを保護するものです。
コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園には、野生のマウンテンゴリラのほとんどが生息しています。しかしながら、この地では、悪質な内戦の資金源ともなる違法な乱開発の危険性から過去20年間で、160人以上のパークレンジャーが仕事中に命を落としています。現在でも、600人のレンジャーが何千もの武装民兵からこの地域を守っています。
この地域では、人口の97%が電気のない生活を送っています。基本的なインフラさえも不足し、炭に代わるエネルギーがなければ、この森は10年後には完全に伐採されてしまうでしょう。
現在、このプロジェクトにより、13.6メガワットの容量を持つ小さな河川発電所が稼働しています。この発電所から3万人の住民に電気を供給しており、すでに5,000世帯と多くの中小企業が地域の電力供給網を利用しています。これによって、経済発展の条件が整い、地元の人々が違法な搾取を受けずに生計を立てられるような選択肢が徐々に生まれました。また、この成功を機に2つ目の川上発電所も稼働させ、サスティナブルな循環を目指しています。